stutterの日記

ファンタシースターオンライン2の偏った話、ほか覚え書き

PSO2 EP4についてインタビューからわかること (3/6)

コネクト!オン.comのインタビュー

続いてコネクト!オンのインタビュー記事。

『PSO2』EPISODE4実装直前!開発者直撃新春インタビューをお届け!!(1/2) - コネクト!オン.com

地球について

酒井 ここがいちばん盛り上がるというか、地球にすることによって意義があるタイミングというのはあります。現実の地球を登場させるのは「ほかのオンラインゲームではなく、『ファンタシースター』じゃないとできない」と思っていましたので、そこが根幹にあります。オンリーワンのRPGを目指すにあたっても、ここで登場させるのがいちばんいいと思い、今回実装しました。

PSO2では過去のファンタシースターシリーズと比較しても緻密な背景設定や整合性がないがしろにされている傾向が強く、そういう意味でもたしかにほかのオンラインゲームではできないことができる。PSO2では独立したストーリーモードがないというのも世界観を作り込む動機が薄くなった要因の一つだと思われる。

新体験とは何か

──EPISODE4のテーマの“新体験”というワードもそのときに決まっていたのですか?

酒井 そのときは“革新”と言っていましたね。

中村 4つの革新ということで、世界観の革新、プレイスタイルの革新、キャラクタークリエイトの革新、そしてPS4版のサービスインを示すプラットフォームの革新という指針を決めました。そのなかから最終的にひとつのキーワードとしてまとめるときに、いちばんユーザーさんに伝わる言葉は何かということで、EPISODE4を表すコンセプトキーワードを“新体験”としました。

正直なところ、これまでの発表ではEP4のコンセプトである「新体験」について額面通りの受け取り方ができないと感じていたが、ここで具体的な指針が語られている。すでに発表されてている内容に当てはめてみると、世界観は地球、プレイスタイルはサモナー、キャラクタークリエイトはレイヤリングウェア、プラットフォームがPS4ということになる。詳細は不明だがギャザリングと指輪はプレイスタイルに含まれるだろう。

クイック探索と輝石集め

──クイック探索について実装された経緯などをお聞かせください。

陳 導入した経緯ですが、『PSO2es』はサービス開始から1年半、『PSO2』は3年半経っているということで、いろいろなプレイスタイルのユーザーさんがいますが、とくにプレイ時間が長いユーザーさんじゃないとアルティメットクエストのような難しいコンテンツのクリア時の報酬アイテムや、★13武器が手に入らない状況で、手に入らないことが理由にプレイから離れてしまうユーザーさんもいました。

酒井 あくまでもサポート的な補助機能と言う位置づけですので、こちらに最新の☆13が入ることは今後もありません。ポリシーについても今後変更するということはありません。ただ、やはりヘビーユーザーとライトミドル層とのプレイ時間や意識の差のようなものがEPISODE3以降顕著になっており、これらの問題についての緩和や対応策のひとつとして、時間のない方のために、クイック探索や輝石集めを実装しています。対応後は実際にアクティブユーザーや継続率に効果が出ていますが、輝石集めについては倉庫の圧迫と言う問題もあるので、こちらについては今後なんらかの対応ができるように検討をしています。

輝石集めはどうしても継続的にプレイすることが求められるので、アクティブユーザー数にはプラスに貢献するのは確かだろうと思われる。ただし、より新しく強い武器を餌にして石集めをさせるシステムにも賞味期限がある可能性があり、最終的には同じことの繰り返しだと気づいたユーザーに飽きられてしまうだろう。

レアが出ないからやめるというのは、それまでの過程に楽しみや報酬がないことを示しており、根本的にはその部分を解決するのがゲームとして望ましいと思われる。