stutterの日記

ファンタシースターオンライン2の偏った話、ほか覚え書き

PSO2 EP4についてインタビューからわかること (1/6)

EP4にあわせてPSO2のインタビューがいくつか公開されているので、そこから読み取れることをまとめた。長くなったので分割して、インサイド、OnlineGamer、コネクト!オン、4Gamer.net、Game Watch、電撃オンラインの順に紹介。個人的に興味のある部分にしか言及していない。EP4のインタビュー記事ということだがクイック探索と輝石システムの話題は複数のインタビューにも含まれており、課題として大きいものだったことがうかがえる。

インサイドのインタビュー

まずインサイドのインタビュー記事から。

【インタビュー】『PSO2』始めるなら絶対このタイミング!初心者必見の大型アップデート「EPISODE4」の魅力を開発者に訊いた | インサイド

モナーとは何か

PSO2』に対して、アクションが難しそうでプレイできないと思われている方も多いのが実情です。しかしサモナーの場合、他のクラスほどシビアなアクションが要求されないことや、ペットがプレイヤーをエネミーの攻撃から守ってくれるため、ユーザーさんはそのサポートに徹することができます。そのため『PSO2』初心者や、アクションが苦手な方でも遊びやすいクラスと言えます。

モナーについては初心者、簡単、アクションを求めないというキーワードが多く語られている。とくにこの部分では「アクションが難しそうでプレイできないと思われている方も多いのが実情です」と言い切っていることから、操作面が参入障壁になり敬遠されているということに関してはある程度確信を持っているようだ。

なぜ地球か

実は『PSO2』を企画していた時点で、地球を舞台にする案はあったのです。ただ、前作からの流れもありますし、いきなり地球を出すと違和感が生まれるのも事実です。しかし、「EPISODE3」でこれまでのストーリーが一段落したのと同時に、ユーザーさんの間に「『PSO2』ってこういうゲームだよね」という固定概念ができつつある時期に差し掛かっていると感じましたので、今回満を持して、地球を導入することに決めました。

案はあったがいきなり出すと文句を言われるので、マンネリ化したタイミングにぶつけたということ。

クイック探索と輝石システム

陳氏:実装にあたりチーム内でもかなり意見を重ね合いました。最終的には、ユーザーさんの中で時間をなかなか取れない社会人の方も増えてきており、そういった方が、やりこみ系のコンテンツをプレイできずにやめてしまう状況に対しての緩和施策の一環として実装に踏み切りました。

酒井氏:ポリシーを変えたのでは? と言う意見もいただいていますが、あくまで、主流はレアアイテムを自分で集めると言う部分です。これまではどれほどまわっても出ない、と言うのが許されていましたが、今のユーザーの皆さんはそこまで待ってくれない方が多くなってきています。『PSO2』本編の「輝石」システムも同様ですが、レアをとことん掘りたい、と言う昔ながらのモチベーションを持つ方より、労力に対する結果を求める方が多くなっている現状に対し、より多くの方に『PSO2』の世界を楽しんでいただくための緩和策の一つとしてご理解いただければと思います。

興味深い部分。クイック探索はレアを出せないユーザーが離脱するのを防ぐ施策であること、Phantasy Stone Onlineと揶揄される輝石システムは労力に見合った結果を求めるユーザーの要求に対応していることが明言された。インベントリが石だらけになる輝石システムはある意味ユーザーが求めたことであり、これはEP4でも続くと思われる。

PS4ユーザーとは意思疎通に問題が出るかもしれない

中村氏:PS4版『PSO2』はコントローラーだけで遊ぶことができますが、もし余っているUSBキーボードがあれば、繋ぐことでチャットなどのコミュニケーションが楽になるので、便利かと思います。しかし、何よりもまずは気軽に触れて欲しいというのが本心です。基本プレイ無料で、誰でも軽い気持ちで始められるのが魅力ですし、ゲーム開始時はほかにも初心者が多く集まる場所からスタートしますので、初心者であることを気にせずに楽しんで欲しいですね。

現状棲み分けされているVitaと違いPS4はPCと共通のブロックになるため、一定数存在すると思われるキーボードを持たないPS4ユーザーがPCと同じブロックに放り込まれることになる。文字入力の速度は意思疎通のスピードに直結するため、普通に考えると意思疎通に問題が出ることが予測される。

しかしながら現状のPSO2では、ランダムマッチングされた12人のぼっち集団でmobを轢くことにクエストの基本構造が特化しており、良くも悪くも大きな障害にならないだろう (そもそもそのような奥行きのないコンテンツが主流になっているという問題はある)。